FMS 1,100mm 零式艦上戦闘機五二型用
七六式一号尾輪装置二型 作製記 弐

尾輪装置組み付け2016/011/16

操舵用のリンケージ。
あるのはわかっていましたが正直、右にあるのか左にあるのかわかりませんでした。偶然、左にあったのでこの空洞をそのまま利用します。

本当はこのパイプも使用できたらと思っていたのですが角度的に使用できず邪魔になるので取り外す事に!
・・・が、しっかり接着されておりまったく抜ける気配がありません・・・無理にグリグリやっていると機体にダメージが行きそう・・・。
てなわけで切開しました。
まさかココまでメスを入れなければいけないとは・・・気を失いそうな光景。
邪魔なパイプを取り外し元に再接着しました。
胴体後部
尾輪装置を取り付ける個所の周囲を2mm残して中を深さ3mmくり抜きました。
弾力性エポキシ接着剤
コニシボンド MOS8 エポキシ変成シリコーン樹脂系接着剤  15gセット

胴体への接着においてあまりカチカチに接着してしまうと胴体にしわ寄せがいくのでは!と思い弾力性のあるこの製品を試しに使用してみました。
尾輪装置接着中〜 接着開始まで4時間・・・完全接着24時間・・・
ずっと手で保持しているわけにはいかないので中央上部一個所をネジ止め。
接着完了後、水平尾翼およびフィレットを再接着。
さて、尾輪用サーボはどこに取り付けようか?
重心付近はまったくスペースなく・・・中央は盛り上がっているため高さが足りない、しかも主翼固定の受けがあるため削るわけには行かず・・・その後ろはエレベーターとラダーのサーボがあるため無理・・・。
よ〜く目を凝らしてみて・・・側面の窪みに収める事が可能!
ここに両面テープで貼りつけ、残った隙間にスチレンを接着しました。
当然ながらエレベーターおよびラダーの動作に干渉しない事を確認。

尾部組み立て2016/11/16
取り外した尾部パーツ。
尾輪が収納できるよう内部をくり抜くため分割しました。
尾輪装置を合わせて削る位置に目安をつけます。
内部をくり抜きました。
元の固定尾輪が取り付けてあった個所が削れているため整形します。
スチレンを接着し固定後に形状合わせを行いました。
開口部が薄くなったので念のためアルミテープを貼り補強しました。
左右を貼り合わせて再塗装。
中はやっぱり青竹色塗装です。

動作試験2016/11/17
展開時
車輪の軸が少し寝過ぎなような・・・
欲を言えばあと1.5mmくらい高さが欲しい。
カムの受け部に1.5mm厚の物を追加すれば達成できますがそうなると収納時に少しはみ出る事に!
カムの大きさの関係上、展開時か収納時どちらかを優先しないといけません。
これ以上カムを大きくすると動作の負荷、スペースの問題がクリアできるかどうか・・・?
収納時
基本的にツライチになったのでこの辺は満足です。
とにかくこれで正式採用!

七六式一号尾輪装置二型 でアリマス!
尾輪軸 動作試験  
 
展開・収納 動作試験
   
主脚差動 尾輪動作 試験  
 

各部調整2016/11/19
展開時の高さが少々気に入らないと・・・
とりあえず改善策の試しとしてカム受け部後方に取り付けるゲタを作りました。
取り付け前

車輪の軸が少し寝過ぎなのが気になる出すと気になってしまう。
「細かい事がどうしても気になってしまう、僕の悪いクセ」とオールバックのメガネをかけた刑事さんが頭をよぎります。
取り付け後

ほんの些細な、おそらくだから何だレベルの変更ですが今は満足です。
収納時 側面

やはり、面イチではなくなってしまいました。
本来ならカムサイズの大きさ見直しかカムと受けの形状合わせを行うとスッキリするのだと思います。
収納時 下面

現状もう手は加えない!
だけど今後のためには色々と考えておこう。
改修を施し一号尾輪装置三型となるか機構も変更し二号尾輪装置となるか?
はてさて・・・。
重心調整を兼ねて配線を手直し!
尾輪用のサーボとディレイを追加しただけですが配線が荒れ放題。

あと、ひとつ気になる問題を解決しないと!
トラブル箇所?
製作時にも一度あったのですがバッテリーを接続した際になぜかエルロンが動作不能に!
その時はコネクターを差し直してから全く症状は出なかったのですが今回は頻発。
ディレイ装置を一旦取り外したり、各コネクターをチェックしていくと・・・コレが原因のようです。
主翼にある6本の配線を3本にまとめるものなのですがエルロンからのコネクタを抜き差しすると反応があったりなかったり・・・正常になったと思っても何度かバッテリーの接続を繰り替えずとまた動作不能に・・・。
もしFLT中に脚のトラブルが発生したとしても多少傷はつきますが何とかなる、だけどエルロンは一発アウト・・・これは怖いって事で撤去しました。
エルロン用とフラップ用の2又コネクターであらたに配線しなおし、ついでに長すぎる配線を短縮していきます。
多少はスッキリ感向上!軽量化にも貢献?
5gバラスト
前回FLT時に機首に15gのバラストを積んでおりましたがまだ重心が後ろでピッチ安定せず。
今回は尾輪リトラクトも装備した事だし、その分も含めて重心を1cm前へ移動させます。
バラスト取り付け
まず15g水滴型バラストを除去。
この5gバラストは15g水滴型バラストより小さいためエンジンカウル内の更に前方に貼り付ける事ができました。
40g必要かと思いましたが30gで思った位置に重心来ました。
尾輪を引き込んでの飛び様は果たして私の目にどのように映るであろうか?
まだ、熟成も終わっていないと言うのに・・・。

設計図面
七六式一号尾輪装置二型の設計図面です。
図面と言うよりはイラストのようなものです。

左クリックすると新規ウィンドウで開きます。
右クリックし「対象をファイルに保存」を選択するとダウンロードができます。

   BACK   NEXT   CLOSE