FLYING STYRO KIT
零式艦上戦闘機五二型 61210號 作製記 四

詳細部追加
毎度のことなのですが雰囲気があがるようディティール追加です。まず戦闘機ですから機銃は大切! キット付属のプラ円柱を使用し銃口部分に少しライターであぶり、少し柔らかくした状態でキリでグリグリと広げます。機銃をそのまま接着すると胴着時に折れたり主翼にダメージが及びますので、機銃根元にヒシチューブを接着し折れ曲がるための空間をあけて主翼に接着しました。ピトーも同様にしてあります。
ピトー管の材料はリンケージチューブの余ったものを使いました。
九九式20粍二号固定機銃四型
普段ならこれくらい柔軟性があれば充分です
ピトー管
これも根元をヒシチューブで加工し着陸時のダメージをできるだけ逃がすようにしています。
エンジンカウルの白線は機銃とペラの同調用調整メモリだそうです。カウル下部の吸気口にはフィンを一枚足してあります。胴着ですぐになくなるような気はしています・・・

エレベータートリムの箇所に赤い文字でサハルナがあります。実機はもげやすいのかな?
PCで作成、プリントアウトして貼り付け。
今回のシリアルプレート、ピンぼけになってしまってますが完成したのが2006年12月10日なので機体番号61210となっています。あとはそれらしく
クルシー無線帰投装置のループアンテナと無電アンテナ支柱。ヘッドレストの裏の肉抜き穴も追加してみた。

重量計測
バッテリーはエンジンカウルに斜めに突っ込みます。可能なかぎり前へ!
さて、バッテリーを積んでいかほどになったのか?
やや精度に不安のある計量器ではありますが・・・
今回製作にあたりやってみないとわからない事もあり漠然と全備重量を500gに収めようと思っていました。実際にその重量が飛行に対してどれくらい影響を及ぼすのか?適当な数値なのかはフライトさせてみるまで理解できません。とりあえず今の時点の重量は?
なんとか500gをきっている。ギリギリですが・・・
今のところは490gでセーフです。ただ手に持った感触は今までの機体より重く感じるのは確かです。普段は意識しないたった40gの増加がこれだけにも大きく感じるなんて! やはり飛行機はシビアなもんです。この重量で飛行性能はどうなのか胴体着陸時に今までより負荷がかかると思うし、あとは実際に飛行させてみないと何とも・・・
幸いにも奇跡的に重心はあってますから重量配分で悩むことはなさそうです。 

零式艦上戦闘機五二型 61210號工場出荷!
ようやく完成にこぎつけました。あとはフライトテストをやってみるだけです。非常に怖い・・・人のいない時間にひっそりと終わらせたいくらい。
機体の詳細画像やインプレは飛行させてからアップしたいと思っています。まぁ、飛べばの話ですが・・・
もしこの次が悲しいお知らせだった場合は笑ってやってください。

参考文献
最後に今回の製作にあたって資料にした文献です。

双葉社 超精密「3D CG」シリーズ 日本軍傑作機
       同上            日本海軍航空隊
大日本絵画 エアロ・ディティール7 三菱零式艦上戦闘機
イカロス出版 奇跡の翼 零式艦上戦闘機
竢o版社 零戦は、いまも世界の空を飛ぶ
以上です。

たいそうお役に立ちました。                

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