FLYING STYRO KIT
メッサーシュミットBf109G 作製記4


ディティールパーツ作製 2007/11/23

スケール飛行機を盛り上げるパーツを組み付けていきます。
左は機首にある潤滑油冷却器で中央と右は主翼左右のラジエータとなります。
まずはラジエータから。切り出してから吸気口にあわせてアミを接着します。
このパーツは真空引きでノリシロがないので初号機では何度か外れた事があります。2mmスチレンを内面に合わせて接着しノリシロとしました。
主翼に瞬間で接着。接着面に多少隙間ができてしまったのでパテで埋めた後に形を整えました。
冷却器の開口部をクロームシルバーで塗装。この後アミを貼ります。
ラジエータも同様にアミを貼る前に開口部をクロームシルバーで塗装しました。
機首下面に接着。
過給器空気取入口です。
左右のパーツを切り出して接着。
このパーツもノリシロがなく、しかもスチレンをはりつける事も難しいのでエポを多めに塗布し接着しました。
取り付け箇所に目安のクボミがありますのでそこへ瞬間で接着。
四つある水色パーツはエンジン冷却口。緑の丸いパーツはループアンテナの台座です。
エンジン冷却口の接着する箇所には膨らみがありますのでかぶせるように接着します。
開口部の操縦席側にMG131の銃口として余分なパイプを接着しました。
これはバッテリー用ハッチのひっかかりも兼ねています。
バッテリー用ハッチの前部固定はネオジムマグネットを使用しています。
バッテリー用ハッチの裏面です。中央と側面部に補強のためプラ板を貼ってあります。ネオジムマグネットがあたる箇所にカッターの刃を接着しました。
ハッチの後縁を銃口の下に入れてから前部をマグネットで固定。
意外にしっかり閉まりました。
Bf109Gの多くは尾輪は引き込まないそうです。ってなわけで尾輪も作製しなければ!
タイヤを切り出し一方はノリシロのため余白を残してあります。
余白にエポを塗布しタイヤ左右を接着。中央にできる隙間はパテで埋めサンディングして形を整えます。
尾脚も真空引きの中身スカスカ。胴体着陸を繰り返せばクズクズとなっていつの間にか紛失しそうなので内部にスチレンを接着。
左右を合わせてから内面にエポを充填し強度を持たせました。
タイヤを接着。
尾脚をそのまま胴体に取り付けると胴着の際に機体後部がもげるかも?と心配になったので棒状の部分を少しだけ残してカットし収縮チューブに挿入しました。
胴体に接着。収縮チューブに空洞箇所があるので多少力がかかっても逃げてくれる。効果がある事を期待します。
受信機のアンテナが出ているのは収縮チューブです。
ループアンテナは真空引きパーツの余白をカットして作ったものです。
毎度、おなじみピトー管。これも収縮チューブを利用して力がかかっても逃げるようにしてあります。

マーキング
FSKのマーキングは水転写式のデカールです。貼り付けた後の仕上げにトップコートを吹けばはがれる事は今までありません。
普段慣れている日本機の赤い丸と違ってドイツ機は十字マーク・・・赤い丸の場合は位置さえ間違わなければ良いのですが十字の場合はそうはいきません。
機体の方向を見定めてまっすぐに貼り付けます。主翼にモールドがあるのですが機体とは平行ではないようで・・・まぎらわしくこの箇所だけで見ていると錯覚を起こします。この機体のみかも知れないけど・・・。
大きなデカールは貼りなおしが難しい。まず貼り付ける位置にデカールを滑らせるのが前提ですが、事前に貼り付ける箇所に水分を馴染ませておくと多少の位置の修正や時間に余裕がでるようです。
貼り付けた後はティッシュをかぶせて大まかに水分を取った後、モールドに馴染むようティッシュでトントンと軽く叩きながら水分を取っていきます。
赤の2はボルクハイデ2./JG300所属、本土防空隊だそうです。
Ritaは女性の名でこの部隊は機体によく女性の名を描いていたそうです。
搭乗員はとくに固定はされていなかったそうですが機体の方は1945年1月14日の大空戦の際に失われたそうです。
ハーケンクロイツ!
色々と問題に感じる方もいらっしゃるようですがスケール機好きとしては第二次世界大戦に活躍したドイツ機にこのマークは欠かせません。
モールドを表現するために黒と茶を混ぜたエナメル塗料をしゃばしゃばに溶いてラインに沿って塗りました。
エナメル塗料が乾いたらティッシュに溶剤を含ませてサッサっとふき取ります。

保険
胴体着陸仕様の機体を長く愛用するために!いざ、飛行させて秒殺かも知れないんだけど・・・とりあえず期待を込めて保険をかけます。
これはホームセンターで売っている薄での透明梱包テープです。
FSKの機体は長く使用していくうちにエルロンのヒンジが切れてしまう時がありました。私の胴着が粗いのかも知れませんがとにかく40FLTくらいで切れた事が今まで3回あり一度危ない目にあった事もありました。機体の大破もありますがそれよりも操縦不能に陥り他の人や物に迷惑をかけるわけにはいきません!保険として梱包テープを貼っておきます。
主翼下面から見てエルロンを開きエルロン側にまず梱包テープを貼ります。
次にエルロンの開いた箇所に沿って矩尺などで差し込みつつ貼り付けます。
余った部分を主翼本体に貼り付けて完了。これを左右とも行います。
零戦74015號はこの保険のおかげで一度助かっています。
今までエレベータでヒンジ切れが起こった事はないのですが念のためエレベータにも保険をかけておく!
もしエレベータで起こってしまったらエルロン以上に怖いですからね。
梱包テープのてかりは後でトップコートを吹くのでさして気になりません。
画像ではわかりづらいのですが主翼前部と胴体中央に対セイタカアワダチソウ用防弾鋼板として梱包テープが貼ってあります。
以前はセイタカアワダチソウの突き刺さりや抉りによく悩まされたのですが飛行場に来る方に教えていただき実践してからダメージは減りました。

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