KYOSHO
EP JET ILLUSION DF45 作製記2
2007/05/27


尾翼部作製

まずエレベーターリンケージを胴体の切り込み部分に通してから水平尾翼を機体に差し込むように取り付けます。
胴体の切れ込みはギリギリのクリアランスのため水平尾翼を通す際はちょっとでもいがむとフィルムが破れそうなので慎重に作業。
所定の位置にきたら胴体の内部にエポキシを塗布します。

主翼と同様です。エレベータを仮固定してあるテープを剥がしてエレベーターを分離します。切り込みがあるのでヒンジを挿入し瞬着で接着。
リンケージにエポキシを塗布しエレベーターを差し込んでからヒンジ部分に瞬着をポタリです。

垂直尾翼は接着する箇所のフィルムを剥がしてから切り込みに差し込むだけです。ただ、指した状態では垂直を補正するものが何もないので内部からエポキシを塗布した後、固定できるまでしっかり垂直を保つ必要があります。自分の場合はエポキシを塗布してから気づいて、身のまわりに固定保持に使用できるものがなかったので手で押さえてました。5分硬化でよかった・・・

エレベータサーボの取り付け座のためベニヤを胴体にエポキシで接着します。機首内部先端の半円状のベニヤ板はあとでバッテリーホルダーの固定になるものです。キットの指示通りに接着したのですが結局は使えず無用なものとなりました。

エレベーターにドリルで穴をあけホーンを差し込みリンケージします。
ココら辺の出来合いヒンジが付属しているとややARFだなっと思います。


ダクテッドファン取り付け

いよいよ、この機体ならではのダクトファンです。今回のメインイベントって感じですな!
ダクトファンはコーン含めて3分割のパーツなので瞬間で接着して一体化します。固定のためなのか緩衝用なのかわからないのですがEPPを巻いて瞬着で接着します。

胴体の開口部よりダクトファンを押し込んでいきます。コレが大変に手こずりました。まずそのままでは開口部が狭くどう頑張っても入らないので少し広げ気味にしていきます。あちこちひっかかり力むとFRPといえどもパキっといきそうな勢い、普段やっている発泡機だともうシワだらけになるな・・・
何とかダクトを入れたところで今度は定位置まで押し込めどもEPPが頑張ってなかなか行かない。指のひっかかりも狭いのでグイグイやっているととても痛い。他にやりようがないのでとにかく力でグイグイやります。
普段の発泡機ならもうちぎれているな・・・


機器搭載

キットの諸元に25Aクラスのスピードコントローラー推奨!とありましたので近所の模型屋で購入しました。
WAIPOINTのW-EBLESC-25です。とにかく安価な25Aを探しコレにしました。もっと低価格なGWSもあったのですがあまり良い評判を聞かないし実際に惨劇を目にしたこともあるので避けます。

画像ではわかりにくいのですが、20cmくらいの板にアンプとバッテリーを固定してコックピットにあたる開口部より挿入しネジ止め!とするのがキット標準の搭載方法です・・・が、無理です。
バッテリーの形状もありますが、開口部が狭すぎて入れる事ができずバッテリー搭載のたびにアンプも表に出す事になるのでケーブルも散らかってキレイにおさまりません。このままだとオペレーションが悪すぎます。

とりあえず10分くらい頑張れば何とか入りますが現場でやってられない。
板を固定するネジ止めがアンプが邪魔してできない。しかもバッテリの据わりもイマイチなのでズレて重心狂いが心配
京商さんの思う方法は私にはできません

まずアンプの固定から。3mmバルサをカットしてエポキシで接着。
アンプの取り付け座とします。

板が固定したら両面テープでアンプを貼り付けておわり。
あんちょこですがこんなもんでいいでしょう。

4mmスチレンを適当なサイズでカットし積層します。
胴体にエポキシで接着し上部にマジックテープを貼り付けます。
バッテリー側にもマジックテープを貼って固定できるようにします。
コレもあんちょこです。

搭載するとこんな感じ!
ようやく納まりました。コレでバッテリーがズレる心配もないし標準方法のめんどうくさいのも回避できます。

受信機はエレベーターサーボの隣に両面テープで固定します。主翼とのクリアランスの都合上マイクロプレーン用の受信機でないと納まらないようです。胴体上部に穴をあけてアンテナ線を通します。FRP樹脂と擦れて断線すると困るのでシリコンチューブをエポキシで接着しその中を通してあります。


キャノピー

今回はスケールにはこだわっていられないのでキャノピーは表をマスキングしてタミヤのポリカ用スモークを拭きました。
ケガキにそってハサミでカットしてから胴体に1.5mmドリルで穴をあけネジで固定します。


工場出荷

適当にそれらしくステッカーを貼り付けてやっとの思いでこぎつけました。JET ILLUSION DF45完成!
大戦機とは違ったイメージをかもし出してます。コレはコレでけっこういいかも!
全備重量は345gとなりました。ちょっと体重オーバーです。サイトで調べまくっていたら全備350gで飛行させている方がおりましたのでまぁ大丈夫なんでしょう・・・きっと。
ダクトファンがどんなものか知りたくてさっそくバッテリーを充電し搭載してフルスロットル〜 やっぱりダクトはやかましい。
イメージしていた甲高い音ではありませんでしたが空にあがったらまた違うのかな?
手にもった状態で推力の感じはまぁこんなものか!ってとこ、FSK零戦や疾風のように引っ張っていく感じを受けなかったのでやや心配。電流値を測ってみると最大電流は6.61A・・・京商さん、なんで25Aのアンプが必要なの?

今回は何事も初が多かったので結構とまどい意外に時間がかかりました。ARFといえども色々とあるもんです。
まぁ、FSKもARFをうたっていますからね。
さて、初のダクトファン機、今の時点では単にメカの詰まったプラモです。やはりRC飛行機は飛んでこそなんぼ!です。
心配ばかりしていても仕方ないので飛行に際しては開きなおって頑張ります。


改修 2007/05/27

試験飛行においてバッテリー搭載位置に起因した重心の問題から滑空状態にも入れない事がわかり搭載時の煩雑さもあったのでバッテリーの搭載部分を改修をしました。
同時にキャノピーのネジ固定もマジックテープ止めやネジウム磁石による固定に変更しようかと思いましたが重量増を避けたいので今回はあきらめてこのままとします。

これまではバッテリーをとにかく前に機首にと突っ込むように搭載しなければならないと思い無理がありました。クリアランスの都合上スチレンのブロック上面にマジックテープ止めと窮屈な搭載。今回は搭載位置後方にズラすのもありクリアランスに余裕も出たのでスチレンを板状のまま斜めに接着。

バッテリー搭載時にコックピット周りの幅がやや足りずにひっかかるのでバッテリーの通る箇所を削りました。白く見えている箇所です。

これで搭載時にひっかからず無理なく入るようになりました。バッテリーを斜めに滑らせていきます。

以前より基本で10mm後退した位置に搭載しています。搭載位置には幅を持たせているのであとは飛行させてみてベストを調整します。

2007/06/01
アンプの相性にてモーターの出力が低いのか?調査のため一度スロットル範囲の設定を取り直す事に。一回目測定して6.61Aから7.7Aに上がる。数度繰り返すと徐々に上がっていき最終的に最大電流6.61Aから10.40Aへ、最大電力は68.60Wpから108.20Wpへとなり、単純な数値だけで言えば出力が3割強も向上!・・・てか、本来こうでなければいけなかったのね。


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