第二次雷電作製計画 七


三菱局地戦闘機雷電二一型

修理2008/11/02〜07
試験飛行から帰宅して即修理取り掛かり!
第二隔壁まで破損しております。この際、下面のアルミテープを剥がし主翼の塗装を余分な物ごと削りました。一回目の修理に使用したエポの余分もバリバリ剥がしました。
防火壁から第二隔壁を新造。これも設計を変更して第一隔壁を15mmほど前進させ下面にも縦通材を追加できるようにしました。これまでは下面は別パーツで作製していたのですがキレイなRにならなかったので!
新造した機首部を接着。
機首はスチレン積層でボリュームを増やす必要があるのでバルサでプランクしました。
この方がスチレンの張り付きが自然で良いです。
スチレン積層にてボリュームアップ中〜。
これもこの際カウル先端を新造しました。
今までのは長さが短く余裕が足りなかったのでやや大きめに作り先端も若干絞りました。
桃象に働いてもらい新カウル完成。長く大きくなった分、強度が不安でしたが大丈夫なようです。
手投げ時に掴む箇所になるフィレット内部に積層スチレンを接着。
これで潰れが軽減すると嬉しい。
下面にあったオイル冷却口とバルジも破損に紛失となったので再生産。
ここら辺は真空パーツは楽チンでいいな。
右上はエンジンカウルにある強制冷却ファンのようになるかと思ったPC用のファンです。諸般の事情から使用するのはあきらめました。
再塗装をしたらすっかりモールドが埋まってしまいました。
もうボールペンで描いてそれらしくは無理です。
ってなわけで機動戦士ガンダム用墨入れペンリアルタッチグレー2(下)を導入。上はグレー3ですがちょっと濃いかと思います。
スチレンで作った簡易定規をあてがい無呼吸で描きました。
じっと見れば「あ〜ぁ」ですが遠目では良い感じ。宝塚風の化粧です。
あと、画像はありませんが下面の主翼前縁と胴体中央操縦席あたりまで懲りずに例のアルミテープを貼ってあります。
新しく日の丸をやや大きくしたシールを貼って修理完了。
全備重量は600gちょうど・・・微妙かな。アルミテープがなければ600gはきっていたのか・・・。
さて、これからどうなるやら?

三菱 局地戦闘機雷電二一型(弐号機)試験飛行4回目2008/11/09
試験飛行も4回目!曇天なれど無風なので先週より落ち着いて望めます。
前回より25g軽くなりフィレット内部に詰め物をしたかいがあって手投げ自体は楽になりましたがリリース直後はググッと沈み込んでちょっとあたふたしました。
とにかく上がってしまえば操縦安定性に不満はありません。
ただ、左エルロンのみフタッラーが改善されていなかったよう・・・速度域による法則性はなく旋回から立ち直るあたりで左のみフラッター発生!この症状が出ている間は右にグっと持っていかれて当て舵をしても反応速度が通常の半分以下くらいのシビアな状態でした。その問題以外は現時点では表面化していませんがいつ出るのか不安で極端な動作チェックはできませんでした。
着陸は多少早い進入速度ですが無事にこなせる範囲だと思います。

2FLT目はTOS工手にしていただいてほぼ同じような感想でした。
背面もチェックしてもらったのですがかなり沈み込みが多くダウン大目だそうです・・・私は怖いから背面しないと心に思います。
低速時の旋回も安定しているようなので良かった良かった。

エルロンフラッター対策2008/11/09
まだ解決できないフラッター問題。リンケージのピアノ線が1.2mmなのに対してガイドのパイプは内径2mm・・・作製中に何も感じていませんでしたね。
ホーンの根元を押さえてもエルロン側の根元がブカブカならやっぱ振動は押さえ切れないって事でいったんエルロンを切除して考えてみました。
どうせ左をやるなら右も切除、エルロン側にカタカタと遊びがあります。
下面を切開してエルロンリンケージをまるごと交換しようかな!とは思ったもののそれはかなり難しく大事にな作業だな〜と気が引けます。
材料をガサゴソと物色すると余ったリンケージパイプが出てきました。
コレちょうど外径が2mmで内径が1.2mm!これをガイドのパイプに通せば納まるかな?と思って試してみる事に。
そのままでは通せないので円周一箇所を縦に切り込みを入れて通していきます。
思いのほかピッタリはまってくれました。
あとは瞬間をチョピっとつけてエルロンをつけ戻して対策完了!
とりあえずガタはなくなったし動作も無理がないようです。
今はとりあえずコレで改善なるか見てみましょう。
もしかして1.2mmのリンケージピアノ線の剛性不足かも知れないし抜本的な改善は三号機を作る際に盛り込んでいくつもりです。

三菱 局地戦闘機雷電二一型(弐号機)試験飛行5回目2008/11/15
エルロンリンケージの軸受けを改修しこれで問題なかろう!と思い挑んだものの・・・FLTを始めて良好な感触を味わいつつロールにループの動作をチェック。
FLT開始から約3分くらい経過した頃から急に右に傾く症状が表れ続けて上を向く症状が発生。いったん落ち着いたりまた暴れ出したり・・・。
着陸時間が来てもアプローチが出来ず様子を見ながらも時間が経過。
他に危害を及ぼすのは避けたかったのでそのまま墜落気味に降ろしました。
結果、機首の第二隔壁および主翼が大破しました。

なぜこのようなトラブルになったのわかりません。エルロンだけなら工作不良だと納得ができるのですが今回はエレベータにも問題が出ました。
搭載した機器が墜落を繰り返した事で何らかのダメージがあったのかも知れません。とにかくこのような状態になると怖いものです。

修理・エルロン2サーボ化2008/11/20〜12/06
廃棄して三号機に取り掛かろうとも思ったのですが胴体後部には問題がなく構想としてエルロン2サーボ化を考えていたので三号機で行うよりまずはこの弐号機でと思い修理改修する事にしました。
今回は使用するスチレンを変更してみました。
購入先は「カワチ画材店」さんです。
私が使用している1mm厚では945x645mmという大きなサイズもあり1枚から購入できるので便利でした。
このスチレンは今まで使用していたものよりやや硬質で表面には表裏があるようです。
画像はセロハンテープを貼って剥がした跡です。従来のようにむしれていますので裏面として使用します。
同じようにセロハンテープを貼ってから剥がしてもむしれない面を表に使用します。
やや硬質なため以前の物に比べて小さな曲げ加工には向かないようです。
一長一短があるので使い分けた方がよかったかな。
主翼骨組みは基本的に今まで通り。
2サーボの固定ってどれくらい強度がいるの?
リブにエポ留めだけでいいの?スチレンの強度だけでいいの?とわかりません。
とりあえず主翼中央から2/3あたりの下面にサーボを固定する板を追加。
サーボをリブと下面の板にエポで接着固定。これだけやっておけば着陸で即もげる事もなかろう。
裏から見るとホーンだけがちょこんと顔を出しています。
できるだけ見えないように・・・。
エルロンのホーンはどこにつけたらよいのか?これもわからず。
単純に中央で可動が安心かなと思い中央にホーン取り付けのためブロック状にしてあります。
スチレンでカバーすると厚みが気になるので今回はアルミシールで覆ってみました。
その上から0.5mmスチレンで羽布張りしています。
エルロンを装着しリンケージも取り付けてみました。
サーボホーンを少し出るだけにしてもピアノ線やエルロンホーンで結構めだってしまうんだな〜。
左右にサーボがあるため配線も二本出ています。
これってまとめて一本にする方法があるんでしょうかね?
これから先、受信機にはどう接続したらいいの?・・・と組み上げてから知識がなかった事に気づきます。
胴体後部はそのままの使用もできましたが今回は新しいスチレンが手に入った事だし今まで色々と吹き付けて表面がガサガサになっていた事だし思い切って剥がしました。
尾翼はちょっと面倒なのでそのまま行きます。
機首は前回と同じく第二隔壁まで作って接着しました。
で、いきなり完成写真です。まぁ後は今まで何回もやっていますので記載の必要はないかと・・・。
スチレン表面はまったくマスキングの跡は出ませんでしたし塗りわけに関しても多少は塗料の食いつきが良いのかマスキング箇所も剥がれず楽に行えました。
ただ、やはり曲げが小さくなると難しくとくにフィレットは少し折れスジがはいってしまいました。

搭載機器のアンプと受信機に関してはいくら地上では正常に動作をしても信頼がおけないって事で廃棄し新品に取り替えました。
赤いまん丸に穴が明いて上にリンケージ・・・やっぱり日の丸はまん丸が良かったな〜。次に作る時は日の丸を避ける位置にしないとね!

2008年12月07日の試験飛行において概ね当初の飛行性能を発揮できたので正式配備となりました。

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