川西 局地戦闘機 紫電二一型 作製記6 | |
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試験飛行 | |
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2011/04/17 初試験飛行 手投げ後に大きくダウンするも立て直して上昇、トリム調整以後は安定しおおむね良好なFLTができました。 2011/04/30 第二回試験飛行 リンケージ調整したものの時折ダウン症状が出る。初回に比べピッチ方向がシビアになってしまいました。 2011/05/02 第三回試験飛行 リンケージ動作や舵残りを再確認しFLT。回を重ねるごとにますますピッチ方向が不安定になってしまい終始気を抜けなくなってしまいました。 この日の2FLT目においてシビアな状況からの着陸時に翼端失速を起こし墜落、中破してしまいました。 |
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状態確認 2011/05/08 | |
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墜落したダメージを確認。 ペラが折れ曲がりスピナーがグシャっと破損しています。 まぁ、これは毎度の事なのでサクっと交換します。 |
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左主翼が大きく破損しています。 表から見ても・・・。 |
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裏から見ても・・・。 |
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スチレンを取り去り骨組みを確認。う〜む、複雑骨折で片翼だけ修理ってわけにはいかないですね。 下手に片翼だけで頑張ると重量は増えるし左右バランスは悪くなるしって事で主翼は新規に作り直しを行います。 落ちたら壊れるってのは飛行機としては基本かな! 雷電の時はどこもかも頑丈で壊れなかったけど大きさの割には重かった。 |
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修理作業 2011/05/08〜05/14 | |
舵動作 | |
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破損した主翼を取り去り、接着に使用していたエポキシをできるだけ奇麗に取り去りました。 |
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さて、中が見える状態になったところで操縦席後部の剛性が高すぎる個所の肉抜きを行いました。 そしてもっと肝心なリンケージ関係を徹底的に点検。 初飛行ではまずまず安定していたのに回を重ねるごとにピッチが不安定になったのはなぜなんやろ? 機体全体を見ても何かが歪んだり破損している個所は見当たらないので、もしやリンケージが遊んで舵残りがあるのか?と思いましたが固定はしっかりしていました。 |
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ここで電源を入れて舵チェック!最初は気づきませんでしたが・・・。 エレベータアップからニュートラルにするとココまで戻る。 |
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エレベータダウンからニュートラルにすると・・・。 今度はこの位置で停止・・・何度やっても曖昧なニュートラル位置になってしまいます。 ピッチの不安定はこれが原因かな! |
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やっぱり何らかの工作不良で舵残りがあるんだな! そう思ってからサーボを見るとサーボ事態のニュートラル位置がまちまちに・・・現場で何度も見ていたけどこんな状態ではなかったのに・・・。 とにかく確認のため何度もアップダウンを繰り返し様子を見ていたら最終的にはエレベータサーボ(画像で一番下)がギュイ〜っと振り切ってしまいました。完全に壊れたようです。う〜む、やっぱりサーボ不良がだったの〜! だんだんと症状が悪化していたようです。 もしも上空で完全にこのような状態になっていたら主翼破損ではすまず廃棄→紫電改 終了〜になっていましたね。紫電改終了ならまだしも他に被害を出したら大変です。 とにかくサーボを交換!以後テストをしたところニュートラル位置は安定しました。 |
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主翼作製 | |
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主翼は特に設計変更もなく、そのままの図面で再生。 画像一枚でハイ!いっちょ上がりって感じですが骨格を切り出したりスチレンを貼ったり・・・なかなか手間がかかるもんですね。 幸いエルロンは無傷だったのでそのまま流用します。 エルロンは新規作製にかなり時間がかかるので助かりました。 |
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主翼をエポで接着。バラす前と同じ状態になるように気をつけてはいますが、それでも主翼交換のような大きな修理を行うとそれまでとはFLTバランスが変わってしまう事が多いように思います。 |
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胴体をマスキングし主翼を塗装しました。 |
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機首 | |
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ペラはコアが無事だったので折れ曲がったブレードのみ交換。 スピナーはFSKタイプのペラペラが無くなってしまったのでアルファモデル疾風用のものを4ブレードに改修して取り付けました。 |
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修理完了! 修理後の重量は756g、肉抜きの効果があったのかな?それとも何か忘れてる? とにかく重量が増えずに済んでよかった。 さて、サーボ交換でピッチの不安定さは消えたはずなので次の試験飛行が楽しみでアリマス! |
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