Thunder Tiger
三菱 零式二号艦上戦闘機 作製回顧録 弐

尾翼作製2009/10/03
胴体に連なって尾翼の作製に取り掛かりました。まずは水平尾翼から・・・。
エレベータの中央部分を切り取って左右を分割します。ちょっと実機とは切りカキの角度が違うような・・・この切り取った中央のパーツは後で使用します。
エレベータの動きが硬いのである程度やわらかくなるまで動かしまくりました。
分割した左右エルロンを継手を接着し連結しました。
継手の中央にホーンが付いてます。このキットはエレベータリンケージは胴体内に隠れるようになっていてちょっと感心!
リンケージは1.5mmくらいの太さがあるかな?機体に対してちょっと重く丈夫過ぎる感じです。
胴体内にリンケージをスルスルと滑り込ませます。
傾きに注意しながらエポで接着。
先ほど切り取った中央パーツも余白を切り落としてから中央に接着しました。
水平尾翼が固定してから垂直尾翼をかぶせて接着。
あらためて発泡の割にはピタっと位置が決まるので感心。
サーボベイはリンケージのニュートラルが出る位置に前後して調整できます。
位置が決まってから接着。
主翼後部の取り付け部を接着しました。

主翼作製2009/10/04
胴体作製から一旦、主翼の作製へと移ります。
主翼には一切補強がありません。キット純正のパワーユニットでなら問題ないのかも知れませんが、やはりしなるのが不安・・・ここは念のため補強を入れます。
位置出しのマスキングテープに沿ってカッターで切れ目を入れ、そこに4mm幅のカーボン板を差し込んで瞬間で接着。これでしなりは少なくなりました。
さて、改造メインイベントの主翼翼端!
まずは拡大した三二型の図面とにらめっこ。
どうやって角型にしようか・・・?
盛り上げるように成型しようかとも思ったのですが工法が思い浮かばず・・・なので安易ですが一部をカットしてそこにスチレン追加で作る事にしました。
とりあえずカットしました・・・もう後には戻れない・・・。
大まかに切り出したスチレンを接着。図面にあわせて成型カットする部分をマジックでマーキング。
あとは心の思うままに、違和感を感じなくなるまでサクサクとカットしシャカシャカとペーパーがけ・・・何とかなったような?
主翼の延長や変形をした場合に翼型によって面の均一性にズレが生じます。
今回もややそのような傾向があるので画像ではわかりにくいのですが翼端3cmの範囲にエポマイクロバルーンを薄く塗布してそれなりに馴染ませてあります。
エルロンの加工にはいります。
主翼とくっついているのでそこに切れ込みを入れます。
裏面の可動部にテープを貼るように指示されたので素直に貼りました。
このあとボールペン等で溝を窪ませなさいと指示されたので溝をつけました。
エルロンを指で動かして開いていきます。
結構、抵抗がありミシミシと音がして怖い・・・でも、この程度でもまだエルロンの動きが硬い。
なので徐々にですが思いっきり開いてやりました。コレでようやく軽く動くようになりました。
エルロンリンケージ一式・・・これで16g.。
1.5mmのしっかりと過剰に丈夫な作りです。このキットは主脚や尾輪もですが丈夫な金属パーツが多く、重量や重心の事を思うとコレで平気かしら?と考えてしまいます。
とにかく作業は進む。
主翼にある溝に合わせてリンケージを接着。
エルロンの支持部をふさぐ為のパーツもありました。
中央にサーボベイを接着しサーボをネジで固定、リンケージを取り付けました。
これくらい丈夫なリンケージならばFSKのようなエルロン病は起きないだろうなぁ〜。
脚は出しっぱなしで離着陸練習機と言う仕様も良いかな〜っとは思ったのですが先にあったように金属パーツの重量で重心がちょっと心配になってきました・・・この時点で主翼と胴体を仮組みしバッテリーを搭載してみたところ案の定後ろが重いので諦めてそのまま主脚カバーを接着し胴体着陸仕様としました。
主翼前部の取り付け部のバルサパーツを接着。
う〜む、レーザーカットなるものに初めて触れましたがこうも組み合わせがしっかりしているとは!
色々と進歩しているんだな〜嬉しい感じ。

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