FLYING STYRO KIT
零式艦上戦闘機五二型 作製回顧録4

塗装作業 

機体全体色2008/01/27
こと日本機になると色彩にこだわってきますので今回も全塗装いたします。
キットの塗装においては上面の緑は若干ブルーが強く見えるもののまだ納得できるのですが下面は決定的に白いです。
胴体だけを眺めているとイルカに見えてくる。
毎度のこと塗料は上面がタミヤAS-21暗緑色2、下面はタミヤAS-2 明灰白色です。
下面を塗装する際は上面にまわっても後の緑で隠れるのでとくに気を使わず、エンジンカウルはあとで筆塗りのため一応マスキング。
今回は脚もありますので脚もマスキングして後で塗装します。
マスキングができたらさっさと吹き付けします。
画像ではわかりにくいのですが実際の見た目は白からグレーに変わったとハッキリ認識できます。
上面を塗装する際は間違って下面に入り込むと面倒なことになるのでしっかりマスキングをしております。
操縦席開口部もしっかりマスキングをしてから緑を吹き付けます。
正直、上面に関しては塗っている範囲がわからないくらいであまり変化は感じません。
フラップ内部の色彩はどんな色?
引き込み脚収納部もそうなのですが諸説色々とあるみたいです。
このフラップどちらかと言えば機能よりも多分にビジュアル的な物だと私も重々承知しておりますので色の変化があった方が楽しいかな!と思い説の中にある青竹色(ブルーメタリック?)にしました。
塗料はキット付属のレタッチ用です。
引き込み脚収納部も青竹色にしました。
ここら辺にかなり作製した際の試行錯誤の後が見えております。

エンジンカウル塗装2008/01/27
エンジンカウルの黒色はキット付属のレタッチ用です。
この黒にはしっかりとブルーも入っているようです。FSKは随分研究しているんだなっと感心。
排気管はタミヤのXF-79リノリウム甲板色です。
本来は何に使用する色なんでしょうかね?とにかく色んな色があるもんだな。

味方識別帯塗装2008/01/28
味方識別帯はキットのデカールに付属しているのですが思いっきり黄色であんな大きなデカールをうまく曲面に貼る腕はないので塗装でおこないます。
タミヤX-8レモンイエローにXF-7フラットレッドを適量まぜて黄色ってより半つや消しの橙色にします。
パネルラインに目安を決めてマスキングをして識別帯を塗装。

プロペラ2008/01/28
塗装ついでにペラもやってしまおう。
キット付属は銀に塗装されています。スペアで購入するとスピンナーは無塗装の白でペラは無塗装で黒です。
機体内部の茶色はタミヤのXF-10フラットブラウンでそのまま塗装していますがペラは若干赤いイメージがあるのでXF-10フラットブラウンにX-7レッドを混ぜて使用しています。
スピンナーとペラを塗装。ペラの安全帯は上記で作った橙色です。
未だによく壊すので予備もこの際塗装しておきます。

墨入れ2008/01/29
タミヤのエナメル塗料、XF-18セミグロスブラックとXF-10フラットブラウンを2:1でまぜ溶剤で10倍くらいに薄めたものです。
配合率にとくに根拠はありません。私にとってちょうど良く思えるだけです。
上面のモールドに沿って筆塗り。
緑色に薄い黒なので見えにくく毎回どこか塗りわすれてやり直したりしています。
下面は塗った箇所が良くみえます。
上下面とも乾燥してから溶剤を含んだティッシュで適度にふき取っています。
この際も上面にふき忘れがあったりします。

マーキング 
国籍2008/01/30
国籍マークを貼る作業は戦闘機に魂を込めるような感じがしてとっても好きな作業です。だいぶこの大きなデカールにも慣れてきました。
キット標準は白フチの日の丸なのですが去年から塗りつぶし仕様が私の中での流行なので今回も塗装します。
実機は濃い緑や黒で・・・と本にありました。現地塗装なのでとくに決まっていないんでしょうね。
とりあえず黒より濃い緑の方いいかな!想像だけど目立ってしまう白フチを現地で機体に合わせて塗りつぶそうと努力したけど完全には機体の色とは同一にならず濃い緑に・・・。
そこら辺に人間味を感じます。
XF-70暗緑色2にX-18セミグロスブラックをそれこそ適当に混ぜて使用。
前回は機体に貼ってから筆塗りで行ったのですが非常に神経使いました。
今回はあらかじめ塗ってしまいます。あまり物デカールで試して大丈夫そうだったので!
筆塗りで神経使うことはかわりませんが貼った後よりはかなり楽。
デカールはある程度暖かい水(湯?)につけた方が作業が行いやすいように感じます。貼り付ける際は毎度のこと貼るつける表面にも水分を馴染ませて位置調整ができるようにします。
位置が決まったらモールドになじませながら水分を取っていきます。
いつの頃からかデカールの質が変わっているようです。以前より柔軟性があってモールドに馴染みやすく以前のデカールだとモールドに押し過ぎると穴がポツポツとあいたものです。
とは言え力の入れすぎは危険かな。

部隊ナンバー・製造ナンバー・注意書き・ほか2008/01/31
FSKは細かい部分もありますが、デカールに関しては簡素!
部隊などのマーキングは選択の幅がなく書体は日本らしからぬオシャレ?な感じ。細かい注意書きなどまったくございません。
他で売っているものでも利用して・・・と思った事もありましたが今の時代、自分で作った方が早い。
便利な世の中になったものだな〜。
部隊番号です。番号は適当。
最近のインクジェットプリンターシールはだいぶ薄くなったようであまり違和感はないですね。ただ種類によって色の経年変化や耐水性、粘着力の差があるようです。
私の場合はA-oneのインクジェットプリンタ用光沢紙ラベル ノーカットを使用しています。
主翼の踏みつけ禁止ラインの赤帯はキット付属のデカールを使用しています。
フラップのノルナやエルロンのオスナ、エレベータのサハルナは実際は手書きなのですが手書き書体は年賀状用しかないので仕方なくです。
ここら辺はあるか無いかだけであればもう落ち着きます。
機体型式に製造番号。
本来はステンシルですが根気がなく再現できずココもあるかないかだけ、あれば落ち着きます。
製造番号には完成した日付が入っております。
主脚のオレオ機構のヘタリ具合を確認するための帯だそうです。
白ラインはペラと機銃を同調をとる際にもちいる目安だそうです。

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