第二次雷電作製計画 六
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弐号機 二一型へ改修
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問題箇所修復 2008/10/26 |
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エルロンのフラッターの原因と思われるエルロンホーン。
支持点が遠くとってもフリーダム・・・これでは確かにバタバタするね。
なぜ?作製時に気づかない!と言われます。 |
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もう分解不能なので支持点をバルサで挟み込み。
これでだいぶ落ち着いたかも? |
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画像ではわかりにくいのですが胴体着陸にてキズだらけになってしまった下面。
飛んだからこそわかる名誉のキズ?なのですが無数のひっかきキズと所どころの穴・・・。やっぱり1mmスチレンでは持たないような、何とかしないともたないな。 |
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毎度の事、胴着時の接地面に梱包テープを貼ろうと思ったのですがそれでも強度が不安だと思っていた時にコレが目に入ってしまいました。
Scotch光沢アルミテープ・・・配管やダクト用なのですが薄いし貼ってみようかな?でも重いかな?でも強度は梱包テープよりあるよな?・・・と考えてこの際試してしまえ!となります。 |
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んで、ご覧のように下面ピカピカ・・・接地する箇所限定と思っていたはずなのですが接地時の箇所がどこまでかだんだん心配が広がり・・・だんだん広がった結果が全面貼りとなった次第です。
やっぱり重くなった。
実機雷電の下面が無塗装ジュラルミンならばこれも雰囲気が良いのですが・・・。 |
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羽布張り2008/10/27 |
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基本的に飛ぶのはわかったので艤装を追加していきます。
まずは主尾翼の舵面を羽布張りっぽくしてみます。
各翼にあわせて図面を変倍しプリントアウト。 |
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図面に合わせて0.5mmスチレンを切り出しました。 |
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瞬間接着材で貼って乾燥したらやさしくサンドペーパーをかけ馴染む感じにしました。 |
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モールド2008/10/28 |
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モールドは図面と見比べてボールペンでなぞりました。
多少凹んでそれっぽくさえなってくれたらいい。 |
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塗装2008/10/30 |
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去年の初号機や今回の壱号機を作った際にかなり塗装に困りました。
スチレンの質によるのかも知れませんが表面がガサガサなのと塗料の食いつきが非常に悪く、マスキングテープを外す際に一緒にペリペリと剥がれてしまいました。
下面に貼ったアルミテープも恐ろしく塗料の食いつきが悪い・・・。
ものはためしでサフェーサを吹いてみたり木工用プライマーを吹いてみましたが後の結果、食いつきに対する効果は薄く単に重くなっただけでした。 |
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とにかく、そのまま下面を明灰白色で塗装。 |
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上面はタミヤのカラースプレーAS-21暗緑色2で塗装。
見方識別帯はマスキングテープを貼れないのでフリーハンド・・・単なる直線だから良いけどコレから先もっと良い手を見つけないと。 |
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風防の裏側は窓枠に沿って塗装。
適当な青竹色がなかったのでメタリックブルー。 |
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操縦席2008/10/31 |
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計器パネルはどうやって作ろうか思案中? |
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スチレンから作ってみようかと思ったのですが一度型を作って真空引きにすれば今後のため増産も利くかな?と思い石膏で5mm厚の板状を作り簡単にペンで描いてみました。 |
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メーター部分をリューターでくり貫きました。
ややもするとパキ・・・終了〜・・・となってしまいそうで怖いです。 |
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とにかく、型ができました。
この時点ではとっても先が楽しみ〜♪ |
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桃象に働いてもらいました。
う〜む、透明だとイマイチわかりづらいのですが・・・。 |
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塗装してみました・・・作り始めた頃に思い描いていたイメージとはかなり遠い・・・はっきり言って幻滅か?
まぁ、とにかくめでたく生まれたわけだからこのまま使ってみます。 |
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せめてお飾りに射爆照準器も!
真空成型の型作りは疲れたのでスチレンでちゃっちゃと作ります。
1mmスチレンを適当に6枚カット。 |
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スチレンを積層して、だいたいな感じで絵を書きました。 |
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絵を目安にサクサクとカットにシャカシャカ削る。 |
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余っていたクリア素材をレンズに見立てて接着。
側面のガイドも余分なプラを適当に接着。 |
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塗装すれば照準器のいっちょ上がり!
ココら辺は有るか無いかの心の問題なのでクオリティには目をつぶります。 |
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計器盤と照準器を取り付けてみました。 |
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搭乗員を乗せると「まぁこれでいいんじゃないか!どうせ飛んでいる時は見えないんだし」・・・と矛盾した考えが頭を支配しています。 |
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仕上げ2008/11/01 |
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風防を接着し窓枠を塗装。ペラとスピンナーも茶色に塗っておきました。 |
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PCで日の丸ステッカーを作りプリントアウト!
今回はエプソンの純正のラベルシールを使ってみましたが結果は失敗です。
乾燥するとやや色が淡くなりシールの接着力も弱かったです。 |
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色々と余計な事がかさみ重心が後に寄ってしまったので受信機も第一隔壁前に移設、それでも足らず防火壁前に5gのバラストを追加しました。
かなり破綻しております。 |
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バッテリーハッチはさすがに試験飛行時のマスキングテープ止めってわけにはいかないので前部はフックで引っ掛けるようにしました。 |
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後部はネオジムマグネットで固定です。 |
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空気の抜け穴も必要じゃないの?とのご意見もあったので素直に空けておきました。 |
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二一型 改修完了2008/11/01 |
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正式な塗装になりついに形になったか・・・と思いつつ全備が625gとかなりヘビーな状態です。
重量に比例して気も重い。飛べば重戦闘機って事で済むんだけど・・・。 |
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この時点で正式にナンバー発行。
雷電二一型 81101號。 |
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三菱 局地戦闘機雷電二一型(弐号機)試験飛行3回目2008/11/02 |
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エルロンホーン部分を改修し正式塗装をした雷電、塗装もですが余計な実験を盛り込み全備は550gから625g・・・。
この日はかなり強風でしたが試験決行!。
まず重量増の弊害は手投げから・・・手投げの際にフィレットの後端を掴んでリリースするのですがフィレットは中空です。前回もややフィレットをつぶし気味だったのですが今回は重くなった分、余計に力が必要なのですがそれができずにかなり厳しいリリースに・・・案の定、手投げ後にグ〜っと降下してフラフラと危うい状態を越えなんとか上空へ行きました。
前回に比べて風が強いのもありますがかなりシビアでした。今回はエルロンからのフラッター音はしなかったのが唯一の収穫かな?とにかくこの飛びでは2FLT目はできないわ!と思いつつ低空で風に煽られ立て直しできずに地面へ・・・で終了〜。「出直して参れ!」と言われたような感じで心にしみます。
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