MAS工房
三菱 局地戦闘機 雷電二一型 191147號 作製備忘録 弐

尾翼作製 2019/06/10〜06/21
長かった主翼の作業を離れ次は尾翼です。
垂直尾翼の部材。
2mm航空ベニヤが主体、方向舵を付ける後部のみ4mmバルサです。
垂直尾翼を組み上げました。
水平尾翼の部材、これも2mm航空ベニヤが主体。
後部板昇降舵を取り付ける個所のみ4mmバルサです。
垂直・水平尾翼を組み合わせました。
主翼と同様、補強用に2mmヒノキ角柱を接着しました。
補助翼と同じように昇降舵を作製。
まずは6mmバルサに型取り。
またも補助翼と同じように羽布張りをくり抜き。
次は方向舵、これも同じく・・・。
またまた補助翼と同じように羽布張りをくり抜き。
垂直および水平の翼端をバルサで作製します。
翼端を取り付けてひとまず尾翼作業は終了。

主尾翼・胴体 仮合わせ 2018/06/22
ここまで作製した部材を組み上げて状態確認。
胴体と主翼の合いの確認、主尾翼に傾きや捻じれがないか直角の確認等など・・・。

胴体作製その弐 2019/06/25〜06/29

一旦放置した胴体の作業を再開します。
尾脚の引込も盛り込んでしまいます。
ちなみにこの画像は収納時。

これも以前作製記事があるので割愛します。

画像をクリックすると当時の作製記事に行きます。
こちらは展開時。
胴体後部末端の隔壁に尾輪装置を瞬間接着剤で取り付けました。
胴枠の両脇溝に2mmヒノキ角柱を3本挿入し接着しました。
0番隔壁につける部材です。エンジンカウルへと繋がる絞りこみを再現します。
1枚づつ接着していきます。
先の部材を全て接着しました。
モーター取り付けとバッテリートレイを兼ねあう部材です。
モーターベースは4mm航空ベニヤ、あとは2mmベニヤです。
先のパーツを箱組みし内部に補強の三角柱を接着しました。
次はエンジンカウルのブレ防止用の補強を取り付けていきます。
ブレ防止補強を取り付けました。
後に強制冷却ファンを取り付ける予定です。
もしカウルがブレると回転しているフィンが接触し故障の原因になると考えたからです。

木型審査 壱回目 2019/06/30
ここで一旦、全てを合わせてみました。
尾輪も取り付けたので主脚を展開、この状態で各部不具合がないか確認します。
主翼での作業が長かった分、何となく後はスイスイと進んでいるような気がしました。
これなら盆休みには完成するんじゃないか!なんて思いましたが大きな間違いでしたね。
この時点での重量は1,050gでした。
これから先まだ色々な作業があり最終的な重量はまだ見えていませんでしたが総重量1,600gを目指すとすれば厳しい値になってきたなと思いました。
着陸の際によく前転するので打撃を受ける垂直尾翼周囲の補強は盛るだけ盛ってます。
この事が後々重心合わせに苦労する原因になります。

 胴体作製その参 2019/07/01〜2019/07/13
後の工程まで進めると難しくなるので尾翼は先にプランクしておきます。
尾翼のプランク材は0.8mmバルサです。
尾翼のプランクが終わりました。
尾翼を胴体後部に接着しました。
その後、胴枠に縦通材として3mmヒノキ角柱を接着しました。
フィレット下面にバルサを接着しました。
主翼を合わせて隙間を確認。
問題ないようです。
フィレット前方はバルサを積層し削り出します。
フィレット後部もバルサ積層から削り出しました。
胴体内に機器搭載の板を取り付けていきます。
この時点では受信機やジャイロも搭載予定でした。
各サーボに合わせてカットしました。
円は肉抜きのつもり・・・。
先ほどの板を胴体に接着しサーボをネジ固定しました。
中央にある尾輪用のサーボは当初の個所だと稼働が厳しいため画像の位置に両面テープでの固定に変更しました。
縦通材の後部を機体に合わせてカットし接着しました。
後部の形状に合わせて削りました。
操縦席後部に2mmバルサを接着。
初期の構想で受信機をココに設置しようかと思った事も・・・。
配線諸々の事を考えて早々にお蔵入りに。

主翼・胴体 プランク 2019/07/06〜7/14 
これも初めて作業の一つ!
プランク・・・他人様のサイトやブログを参考に見様見真似・・・。
1mmバルサを木工用ボンド大量投入で接着、待ち針が無駄に多め・・・。
やってみると想像以上に難しい。
何か機器に問題が出た場合メンテナンスはどうするのか?
そういう考えを後回しにして塞いでいきます。
何かあればバラすしかありません。
主翼のプランクが何とか終わりました。
骨組み状態ではあまり思わなかったけど結構な翼厚?
胴体は後部から!
主翼に比べてかなり曲面構成なのでさらに難しい作業でした。
ここは曲げやすい0.5mmバルサを使用しています。
相変わらず多い待ち針。
なかなか馴染まない曲面。
プランクで全てを塞ぐとわからなくなるため見える内にリンケージを通して確認してみました。
ちなみにこの時点では補助翼・昇降舵・方向舵の全て羽布の再現として布を接着し樹脂で固めていました。
後に重量超過の一因のため剥がしました。
フィレットの曲面構成もなかなかの手ごわさ。
ここも0.5mmバルサで行っています。
機首前方は1mmバルサでプランク・・・ヤブの鍼灸師もここまで針は刺さないだろう・・・。
メンテナンスハッチの作製です。
まず部材を準備。
先のパーツを組み上げて縦通材を追加しました。
メンテナンスハッチもプランクしました。
胴体前方との面一の関係からこれも1mmバルサです。
これでプランク作業は全て終了です。

強制冷却フィン付きスピナー作製 2019/08/06  
雷電作製において一度は再現したかった回る強制冷却ファン!
今まで疑似的な物は作製した事がありましたが今回とうとう形にしていく事ができます。

ペラはFMS P-39エアラコブラ用の10.5×8 4ブレード、スピナーと冷却ファンはFreewing Fw190のものを流用していきます。
まずはスピナー、と言うよりペラはそのままでスピナーのみ改修します。
フォッケウルフFw190は3ブレードなのでこのままでは使えません。
モーターにスピナーとペラを合わせて見る。
この空いた個所を作らなければいけません。
まずはカーボン板を切り出し。
ボール盤に取り付け回転させながら真円率を上げていきます。
積層したバルサに先ほどのカーボン円を接着しました。
これも同様にボール盤を回転させながら削り真円率を上げつつ表面を滑らかにします。
中間部品をスピナーに合わせながら面一を合わせていきます。
ペラに合わせて中間部品に溝を彫りました。

木型審査 弐回目 2019/08/07
ここまで来ていったん全てを組み付けて確認作業です。
形ができつつあり嬉しい感情がありますが重量が気になります。
この状態で受信機やジャイロ、バッテリーを乗せた重量は1,880g・・・。
これから先・・・エンジンカウル、風防、操縦席、表面アルミテープ、塗装他、色々と待っています。
かなりやばいレベルです。

泥縄式軽量化 2019/08/08
木型審査 二回目で大幅な重量超過を確認したため慌てて軽量化を施します。
一旦、プランク材を剥がしました。
胴枠をできる範囲で削ります。
こうなっているとなかなか作業ができません。
主翼もプランク剥がし・・・。
苦労した作業でしたが仕方ありません。
主桁・副桁に肉抜き穴を開けました。
こういう後から作業は甚だブサイクなのですが背に腹は変えられません。

メンテナンスハッチ 2019/08/09
ハッチの固定は後方はピン差し込みで前方はラッチでの固定です。
胴体に合わせてみました。

真空成型機 2019/08/10
続いては風防とエンジンカウルの作製となります。
その前に・・・今まで使用してきた真空成型機ではサイズが足りないためホームセンターで買ってきた部材で作ります。

収納ボックスに穴を開けホースを接着しました。
ホース周囲の隙間はコーキング材で塞ぎます。
上部に穴の開いたステン板を接着しました。
後で使用しわかった事ですが成形中に中央が凹むため補強用の部材が必要でした。
木材で枠を組み上げ補強金具を取り付けました。
密閉用のゴムを周囲に接着しました。
枠にヒンジ取り付けて真空成型機の完成です。

風防・エンジンカウル 2019/07/28〜08/19
真空成型の型はバルサ積層からの削り出しです。
表面が滑らかになるようにベルトサンダーで成形しました。
エンジンカウルもバルサ積層からの削り出しです。
大まかに削ってから・・・。
ベルトサンダーで滑らかに・・・。
全高180mm・・・こんなにも高さのあるものを真空成型で作れるだろうか?
まだ滑らかさが足りないので木工パテを表面に塗りつけ硬化後にペーパーで磨きました。
滑油冷却口も同様に型作り。
大まかな削りからベルトサンダーで滑らかに・・・。
木工パテを表面に塗りつけ硬化後にペーパーで磨きました。
真空成型の準備完了!
吸引用の掃除機はトリガーを引き続けないと動かないので助手をお願いしました。
加熱の補助用にとヒートガンも用意しましたが始まってしまうと使用する余裕はありませんでした。
風防だけでも5、6回 試行錯誤 アクリル板の廃棄の山(山と言っても卯辰山サイズ)
電熱器を600Wで全体にまんべんなくゆっくり加熱!これが難しい。
慌てて高温だと白く変色・・・ちんたらやっているといつまでたっても固いまま・・・。
とりあえず風防は形になりました。
風防でさえこの調子だったのでエンジンカウルは高さのためまったくお話にならず・・・。
作製方法の変更を余儀なくされました。

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