MAS工房 三菱 局地戦闘機 雷電二一型 20503號 作製備忘録 弐 |
|
|
|
プロペラスピナー・エンジンカウル作製 2020/03/07/〜03/27 | |
191147號は機首から墜落しスピナーは粉砕してしまったので作り直しです。 | |
スピナーの中間部分だけ作ります。 | |
ペラが合うように溝を彫りました。 | |
強制冷却フィン付きペラの作業完了。 | |
苦労して作った初めてのFRP製カウルもバラバラに・・・。 新たに作ります。 まずは長そで・手袋・防塵メガネ・マスクを装着し完全防備! それから台紙に合わせてガラスクロスをカットしました。 |
|
型に樹脂を塗りガラスクロスを2周に貼って樹脂を塗布。 2回目となるとそれなりに要領が良くなってました。 |
|
1時間程で硬化開始、それからまる1日放置して完全硬化を確認しました。 | |
機体に仮合わせ・・・なかなか良い感じ♪ | |
このペースで行けば3月中に完成できるんじゃない!っとこの時は思っていました。 | |
エンジンカウルができたところでモーターを付けてバランスを見ようかとおもったのですが・・・あれ? | |
コレットの形状が違う・・・。 スピナー内にあるモーターとのマウントのデザインが変わっていました。 何とか使えないかと思いましたがネジも3穴と4穴で違います・・・回転して力もかかる個所なので無理な加工をするわけにもいかない。 191147號を作製した際に流用したFw190はFreewing社製だったのですがいつの間にかFlightLine社に変わってたようです。標準で4S仕様になり合わせてモーターとスピナーも変更されたようです。 仕方ないのでモーターをアメリカに通販で手配到着を待つ事に・・・。 |
|
待つ事3週間・・・世界に蔓延した武漢ウィルスの影響からなのか?少し到着まで長くかかりましたが無事に届きました。 手前が元々使用しようと思っていた3536 800Kvで奥が今回届いた3648 880Kvです。 単純に800Kvから880Kvになってパワーアップ!ですが燃費大丈夫だろうか? あと長さが5mm長い、重量が50g増えた・・・。 重さは後に置いておいて5mm長くなるとカウルとのクリアランスが合わなくなります。 |
|
仕方ないのでせっかく取り付けたモーターマウントの接着を慎重に剥がし5mm短くしました。 | |
モーターマウントを元の位置に接着。 | |
エンジンカウルと合わせてみたところ問題なさそうです。 スピナーの問題からここまで気を揉みましたが無事に納まってホっとしています。 |
|
多少は慣れたと言えどもクオリティは今一歩・・・。 気になる個所をパテを塗って修正しました。 |
|
サーフェーサーを吹き付けて磨く。 | |
スプレーカラーのマットブラックを吹いてからメタルシルバーを吹きました。 今回エンジンカウルにアルミテープは貼りません。 |
|
カウルフラップも前回と同様の製法です。 ただアクリル板にアルミテープ貼りはやめて0.5mmアルミ板を使用しています。 |
|
滑油冷却口は191147號の生き残り、そのまま流用です。 中身を削って薄くし8g軽量化。 |
|
エンジンカウルと取り付けてからカウルフラップとの位置関係を調整しました。 | |
雷電、生地完成! 骨格削減の影響でちょっとスカスカ気味、この辺は191147號の方が見栄えは良かった・・・ただ飛ぶ事が重要なのでこれで正解のはず! |
|
|
|
主尾翼・胴体 プランク 2020/04/03〜18 |
|
今回は主翼も胴体も全て0.5mmバルサでプランクしていきます。 | |
これから上面のプランク作業。 バルサを貼ってしまうともう見えない手も入らない、整備性ゼロです。 ここら辺は今後の課題って事にしておきます。 |
|
上面のプランク終了。 0.5mmなので指で押すとペコペコ凹む個所がありますがアルミテープを貼ればもう少ししっかりするはず! |
|
下面の主脚とサーボトレイの個所をカット、サーボを両面テープで固定しました。 | |
胴体はいきなりプランク終了。 胴体部は塞いでもハッチからメンテできるので安心。 ただ尾輪は手が入らなくなるので状態をしっかり確認してからプランクしました。 |
|
操縦席後方の転覆時保護支柱補強材と防弾鋼板を作製。 | |
尾翼フィレット先端を紙粘土で整形。 | |
胴体上面ハッチもプランクしました。 | |
ハッチ固定のラッチ用の穴を開けました。 | |
ハッチ後方は先に開けた穴にピンを入れます。 | |
ハッチを取り付けてみました。 隙間はあまり目立たないようです。 |
|
主翼と胴体、プランク作業終了。 | |
|
|
アルミテープ・銀翼 2020/04/19〜04/27 | |
そしていきなり銀翼状態! アルミテープを貼っている間に写真を撮ってなかったようです。 今回は全て0.03mm厚のアルミテープを使用しました。 貼る作業自体はいつも通りで変わった事はしておりませんが、アルミテープと0.5mmバルサの相性が悪いようですぐめくれてしまいます。 仕方がないので生地にクリアラッカーを吹きサンディングし後にアルミテープを貼りました。 この工程で余分に重量が増えてしまいました。 |
|
今回もパネルラインとリベットを入れていますが0.03mm相手なのであっさり目となっております。 | |
写真だとハッキリとモールドが見えています・・・肉眼とは随分違って見えるもんです。 塗装すれば一気に落ち着くはず・・・。 |
|
風防・搭乗員・無線機は191147號の生き残りでそのまま流用です。 照準器は破損個所を修復して使用しています。 ここら辺の流用が効いたのでかなり作製時間を短縮できました。 |
|
|
|
工場出荷・微調整 2020/05/04〜09 | |
めでたく完成! これまでは2号機・・・これからは正式配備として三菱 局地戦闘機 雷電二一型 20503號となります。 2度目の祝いの舞♪ 全備重量1,915g・・・目標値だった1,800を100g以上越えてしまいました。クリアーラッカー吹きが痛かったのか・・・。 |
|
今回は単純に完成年月日・・・作製中に日付が変わって2020年5月4日でしたが銘板をプリントアウトした日が05/03・・・そのまま使用しました。 | |
191147號の最後は燃料切れで墜落、今回モーター変更を余儀なくされ期せずして出力向上・・・おそらく燃費の悪化を招くと思われるのでバッテリー容量を多いものに変更。 重量増加は避けたいところでしたので容量が多くなおかつ軽量な物を!そんな都合の良いものがあるわけが・・・と探していたところ世の中にあったりします。 容量は700mAh多く、重量は15g軽い! |
|
受信機やジャイロは定位置に納める事ができました。 ただ完成してから配線の散らかり具合が気になってしまいました。 このサイズだと配線の重量も効いてくると伺っていたので軽量化を兼ねて短縮します。 メカの配線等を触ると後に他機へ使用する時に困る・・・なんて早くも失った事を考えてたりして・・・どうせ安サーボなんだからこの際サックリと行ってしまおう。 |
|
サーボの長い配線。長は短を兼ねる!なんて言葉があるのかないのかは知りませんが長ければ届かなくて困ることは少ないでしょう。 |
|
ザクっとカッティング・・・あ〜あ〜後に引き返せない・・・。 と、言いつつまずは使えなくなったサーボで練習してました。 |
|
配線3芯の皮を剥きます。このての配線は細いので最初は電線ごと剥いてしまう。 | |
コネクタ部品と精密圧着ペンチ! 数年前、いつの日か使用しようと思いながらも自信の無さから取り出す事がなく今まできました。さぁ、新しい扉を開こう! |
|
配線にコネクターピンを取り付ける作業ですが拡大鏡が必須なお年頃。 何も思わずに即作業ができていた昔が懐かしい。 |
|
圧着ペンチにある溝に収めて加締めます。 サイズのあった溝を使用するのは当然の事!しかし最初は目測と合わず広いとスッポ抜け、狭いと電線ごと捻ちぎり・・・練習している間に配線が短くなる一方、コネクターピンの在庫も減っていきます。 |
|
ようやく慣れて安定生産ができました。 |
|
向きを間違えないように注意してピンをコネクタに差し込んでいきます。 | |
ピンを差し込んで完了! 配線3芯の長さをしっかり合わせておかないと一部だぶついてしまい見た目が悪くなります。 まぁ、見た目より導通が確実な方が重要なんですけど。 |
|
ビフォー・アフター 雷電と命運を共にする覚悟です。 |
|
幾分かではありますが見た目サッパリ。微々たるものではありますが軽量化もあります。 | |
慣れて気を良くしてエルロンと主脚の配線も短縮化。 | |
こういう場合、作業にとりかかる前の計測も必要なはずですがフラフラっと作業を始めてしまったので成果がわかりにくい。 とりあえず主翼は552gなり。 |
|
続いて胴体は・・・1,067gなり。 | |
バッテリーは何もしていないので重量が変わる要素はありませんがとりあえず・・・285gなり。 | |
これで全備重量は1,904g・・・とりあえず11gは軽くなったか・・・悪あがきレベルだけど気になる事がひとつ片付きました。 配線を加工したので全舵動作はしつこい程テストしました。 現時点では問題が出ません。 この日、05月09日が本当の工場出荷、完成日なのかも知れません。 |
|
|
|
試験飛行 2020/05/24 | |
![]() |
結果は良好、無事に帰還できました。 詳細は格納庫の当該機のページに動画があります。 試験飛行をして理解できた事は 飛行姿勢は安定。 軽量化の分、燃費向上・機動力向上。 横転性能良好。 フラップの効果確認。 重心はやや後ろでトリム修正多め、バラストの要あり。 次回はフラップ時に昇降舵ミキシング追加、機首に30gバラスト追加で試してみたいと思います。 |
|
|
試験飛行弐回目 2020/05/31 | |
![]() |
試験飛行弐回目をして理解できた事は ロール4回、ループ2回良好な結果。 重心はまだ後ろ気味かな? 着陸時に左主脚出ず胴体着陸、内側カバーが干渉しロックしたもよう。 主脚が出なかったのでフラップ時の昇降舵ミキシング効果は未確認。 次回までに主脚内側カバー調整と機首にさらに30gバラスト追加して試験飛行に臨みたいと思います。 |
|
|
![]() ![]() ![]() ![]() |